ラクティブ六本木では、六本木で開催中のアートイベントの情報を開催日順にご案内しております。
六本木では、デザイン・アートのイベントが常にあちらこちらで開催されております。
心を豊かにするアートイベントにぜひ足をお運び下さい。作品開催中のイベントの詳細情報は、各施設までお問い合わせください。
時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989-2010
2025年9月 3日(水) 〜 2025年12月 8日(月)
国立新美術館は、香港の現代美術館 M+(エムプラス)との初めての共同企画により、「日本の現代美術と世界 1989−2010(仮称)」を開催いたします。 本展は 1989年から2010年までの約20年間に焦点をあて、日本の現代美術を再考するものです。昭和が終わり平成元年を迎えた1989年と、2011年の東日本大震災という大きな節目に挟まれたこの20年は、冷戦の終結とともにグローバル化が進み、国内外を問わず、政治、経済、文化、市民生活が大きく変化した時代です。 国や地域の枠組みを超えて、国際交流を重ねながら変化してきた日本の現代美術の軌跡をたどる本展は、この時期を象徴する作品と、諸地域で醸成されたアートプロジェクトというふたつの軸が絡みあうように構成され、国内外で活躍してきた日本人アーティストとともに海外のアーティストも取り上げます。本展覧会は、日本の現代美術の姿を、文化的な対話と参加による、多様かつゆるやかなネットワークとして描きだします。これは、日本の現代美術の独自性を強調するという従来の視点とは異なる見かたを提案する試みです。 本展覧会では、変化に満ちたこの時代に、日本の現代美術がいかに歴史的遺産やアイデンティティの多様性といった主題に取り組んできたか、いかに新しいコミュニティの可能性を模索してきたかを紹介します。また、グローバル化が進み始めて最初の20年にあたるこの時期に、日本の美術と視覚文化が世界に与えた影響を考察します。
https://www.nact.jp/exhibition_special/2025/JCAW/
ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧
2025年9月17日(水)〜2025年12月15日(月)
ローマのハイジュエラー、ブルガリ。その色彩を操る唯一無二の手腕に光を当てる「ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧」展は、日本におけるブルガリの展覧会としては10年ぶり、過去最大のスケールとなります。 「美しい(カロス)」「形態 (エイドス)」を意味するギリシャ語にちなんだ展覧会タイトル「カレイドス」は、美と創造性が調和した、ダイナミックで変化し続ける色彩世界の旅を象徴します。ブルガリ・ヘリテージ・コレクションと貴重な個人コレクションから選び抜かれた色彩のマスターピースというべき約350点のジュエリーは、メゾンの始まりから現在までを跡付けつつ、イタリアと日本の深いつながりを浮き彫りにし、アートとデザインに対する両国共通の情熱や豊かな文化遺産を称えます。また、3名の現代の女性アーティスト、森万里子、ララ・ファヴァレット、中山晃子が、それぞれ色彩についての考察に基づく作品を展示します。 ハイジュエリー、ブルガリ・ヘリテージ・コレクションのクリエーション、現代アート、ブルガリ・ヒストリカル・アーカイブからの貴重な資料、そして没入型のインスタレーションが取り混ぜられた本展覧会は、さまざまな創造性と心を揺さぶる体験が次々と現れる万華鏡のような展覧会です。映像、インタラクティブな空間、芸術的な対話がブルガリの色彩の世界に命を吹き込む多面的な旅を通して、宝石と貴金属を自在に操るメゾンの卓越した技量を堪能していただけるでしょう。
https://www.nact.jp/exhibition_special/2025/bvlgari_kaleidos/
JAGDA国際学生ポスターアワード2025
2025年11月26日(水)〜2025年12月8日(月)
公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)は、「JAGDA 国際学生ポスターアワード 2025」作品展を開催いたします。 国内外の優れた若い才能の発見と顕彰、そしてグラフィックデザインの発展と進化を目的に2015年より毎年開催しているJAGDA国際学生ポスターアワード。日本国内の学生のみを対象としてスタートした本コンペティションは、ポスターの持つビジュアルコミュニケーションの力による国境を超えた相互理解と交流を目指し、2019年に国際化しました。「Safe」をテーマに作品を募集した2025年は、過去最多となる世界29の国と地域から3,466作品の応募がありました。審査員には今年もJAGDA正会員と国内外の著名デザイナーを招聘し、オンライン審査を2回、ポスター実物による対面での審査会を1回実施。公正な審査で選出された、入賞・入選・準入選267作品の展覧会を国立新美術館にて開催します。グラフィックデザインの未来を担う、次世代の作品をご覧ください。
https://jagda-gakusei.jp/
テート美術館 − YBA&BEYOND 世界を変えた90s 英国アート
2026年2月11日(水・祝) 〜 2026年5月11日(月)
本展は、1980年代後半から2000年代初頭にかけて制作された英国美術に焦点を当てる企画です。サッチャー政権時代(1979−90年)を経験して緊張感漂う英国社会では、既存の美術の枠組みを問い、作品の制作や発表において実験的な試みをする作家たちが数多く登場しました。当時「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」と呼ばれた作家たち、そして、彼らと同時代のアーティストたちは、大衆文化、個人的な物語や社会構造の変化などをテーマとし、絵画、彫刻、写真、映像、インスタレーションなど多様な手法を用いて独創的な作品を発表してきました。約60名の作家によるおおよそ100点の作品を通じて、90年代の英国美術の革新的な創作の軌跡を検証します。
https://www.ybabeyond.jp/
六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠
2025年12月3日(水)〜2026年3月29日(日)
「六本木クロッシング」は、森美術館が3年に一度、日本の現代アートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として、2004年以来、共同キュレーション形式で開催してきたシリーズ展です。第8回目となる今回は、森美術館のキュレーターに加えて国際的に活動するアジアのゲストキュレーター2名を迎え、「時間」をテーマに、国籍を問わず日本で活動する、もしくは日本にルーツがあり海外で活動するアーティスト全21組を紹介します。 出展作品には、絵画、彫刻、映像はもとより、工芸、手芸やZINE(ジン)、さらにはコミュニティプロジェクトも含まれます。建築、デザインの領域を越え、国際的に高い注目を集めるA.A.Murakami の没入型インスタレーション。海外のメゾンとのコラボレーションでも話題の桑田卓郎の圧倒的な造形美を放つ色彩鮮やかな大型の陶芸作品。自身の声や環境音を用いて作品を制作し、舞台作品なども手掛ける細井美裕の新作サウンド・ピース。近年、国内外で高い評価を得ている沖潤子の、繊細な手仕事から生み出される抽象画のような刺繍作品など、多様で多彩な表現が一堂に会します。 本展の副題「時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」が示すのは時間の貴さと儚さ。各作品に現れるさまざまな時間の交差をとおして、日本のアートを多角的に見つめ直します。
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/roppongicrossing2025/index.html
ロン・ミュエク
2026年4月29日(水)〜9月23日(水)
ロン・ミュエク(1958年オーストラリア生まれ、英国在住)は、革新的な素材や技法、表現方法を用いて具象彫刻の可能性を押し広げてきた現代美術作家です。人間を綿密に観察し、哲学的な思索を重ねて制作されたミュエクの作品は、洗練され、生命感に溢れ、孤独、脆さや弱さ、不安、回復力といった人間の内面的な感情や体験を巧みに表現しています。ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで開催された「センセーション:サーチ・コレクションのヤング・ブリティッシュ・アーティスト」展(1997年)への参加で注目を集めて以来、世界各地で個展を開催してきました。 実際の人物よりもはるかに大きく、あるいは小さく造られるその彫刻は、私たちの知覚に対する先入観への挑戦でもあります。同時に、実際に存在していそうであるというリアリティに肉迫する一方で、鑑賞者一人ひとりの解釈や思索を促す曖昧さも残しています。神秘的でありながら圧倒的な存在感を放ち、私たちと身体との関係、そして存在そのものとの関係を問いかけます。 本展は、作家とカルティエ現代美術財団との長きに渡る関係性によって企画されたもので、2023年パリの同財団での開催を起点とし、ミラノとソウルを経て、森美術館で開催されます。日本では、2008年に金沢21世紀美術館で回顧展が開催されて以来、2度目の個展になります。大型作品《マス》(2016-2017年)など作家の主要作品を中心に初期の代表作から近作まで11点を展示し、作品の発展の軌跡を深く洞察します。そのうち6点は日本初公開で、特に初期の代表作《エンジェル》(1997年)の出展はまたとない機会になるでしょう。また、フランスの写真家・映画監督のゴーティエ・ドゥブロンドによる、作家のスタジオと制作過程を記録した貴重な写真作品と映像作品も併せて公開し、ミュエクの比類なき彫刻がどのように生み出されるのかを明らかにします。
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/ronmueck/index.html
マチュピチュ展
2025年11月22日(土)〜2026年3月1日(日)
2025年11月22日(土)から2026年3月1日(日)まで、森アーツセンターギャラリーにて「マチュピチュ展」を開催いたします。コロナ禍の2021年、アメリカ・ボカラトン美術館での開催を皮切りに、世界各地での開催で高い評価を得て、累計来場者数は54万人を突破。本展は、そのアジア初開催として日本に上陸します。 ペルー政府公認の本展覧会は、リマにある世界的に知られた考古学博物館、ラルコ博物館より貸与された、貴重な文化財 約130点を展示します。特に、王族の墓から出土した黄金の装飾品や、神殿儀式で用いられた祭具など、国外初公開を含む貴重な資料を通じて古代アンデス文明の芸術や叡智を間近に体感できます。また、世界遺産マチュピチュを最新技術で再現した没入型空間や、アンデス神話の英雄「アイ・アパエク」の冒険を軸に展開される壮大な物語とともに、来場者をかつてない知的冒険へといざないます。
https://machupicchuneon.jp/
浜田雅功展「空を横切る飛行雲」
2025年10月19日(日)〜2025年12月21日(日)
この度、ダウンタウン・浜田雅功による初の個展、浜田雅功展「空を横切る飛行雲」を、2025年10月19日(日)〜12月21日(日)まで、東京・麻布台ヒルズ ギャラリーで開催することが決定しました。 言わずと知れた、唯一無二の画力をもつ巨匠・浜田雅功。過去にテレビ番組やメディアで取り上げられる度に大きな話題となった浜田のアートは、さまざまな芸能関係者やアーティスト、視聴者に大きな衝撃を与え続けてきました。 お笑いのみならず、音楽、ファッション、俳優業など、これまでさまざまなジャンルでそのクリエイティブを発揮してきた浜田雅功の「アート」の世界での大いなるチャレンジが、いよいよ始まります。 会場は、国内外の著名アーティストによる展覧会を開催してきた麻布台ヒルズ ギャラリー。展覧会のクリエイティブチームには浜田の才能を認める実績豊かなデザイナーやクリエイターが集結し、本格的な美術展を作り上げます。 展覧会場で浜田のアートとその世界観から受けた衝撃は、「飛行雲」のように、観たものの脳裏に残り続けます。
https://www.azabudai-hills.com/azabudaihillsgallery/index.html
劇場アニメ ルックバック展 ―押山清高 線の感情
2026年1月16日(金)〜2026年3月29日(日)
麻布台ヒルズ ギャラリー(麻布台ヒルズ ガーデンプラザ A MB階)は、2026年1月16日(金)から3月29日(日)まで、「劇場アニメ ルックバック展 ―押山清高 線の感情」を開催します。58分という短い上映時間でありながら、興行収入は累計44億円を越え、国内外で大きな話題を呼んだ劇場アニメ『ルックバック』。その監督である押山清高自らが主催として参加する展覧会の開催が決定しましたのでお知らせいたします。本展では、押山と本作に携わったクリエイターたちが、どのように原作の世界観を紡いでいったか、という点に着目し、マンガ作品がアニメーション作品として昇華されていくまでの軌跡とこだわりを紐解きます。
https://www.azabudai-hills.com/azabudaihillsgallery/sp/lookback-ex/

NEGORO 根来 — 赤と黒のうるし
2025年11月22日(土)〜2026年1月12日(月・祝)
中世に大寺院として栄華を極めた根來寺(和歌山県)で作られた質の高い朱漆器は「根来塗」と呼ばれて特別視されてきました。堅牢な下地を施した木地に、黒漆の中塗と朱漆を重ねた漆器(朱漆器)は、それ以前の時代から各地で作られてきましたが、江戸時代以降に「根来」の名で呼ばれるようになります。それらは、寺院や神社などの信仰の場で多数使われただけでなく、民衆の生活の中でも大切にされました。「根来」独特の力強く、しなやかな姿は、現代においても多くの国内外のコレクターや数寄者の心をとらえてやみません。 本展は、根來寺が繁栄を極めた中世の漆工品を中心に、その前後の年紀を有する品や伝来の確かな名品・名宝を一堂にご紹介いたします。中世に花ひらいた、日本を代表する漆の美を心ゆくまでお楽しみください。
※ 本展では、根來寺で生産された朱漆塗漆器を「根来塗」、根來寺内で生産された漆器の様式を継承した漆器、または黒漆に朱漆を重ね塗りする技法そのものを「根来」と称しています。
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2025_5/index.html

ゴールドマン コレクション 河鍋暁斎の世界
2026年4月22日(水)〜2026年6月21日(日)
幕末・明治期に活躍し、今なお国内外で高い人気を誇る絵師・河鍋暁斎(1831〜89)。手がけた画題は神仏画から戯画、動物画、妖怪画に至るまで、非常に多岐にわたり、そのいずれにも卓越した画技と機知に富んだ発想が見られます。本展では、世界屈指の暁斎コレクターである、イギリス在住のイスラエル・ゴールドマン氏の所蔵作品より、コレクションを代表する肉筆画と版画の名品、および日本初出品となる優品の数々をご紹介します。
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2026_1/index.html
動画の原点『アニマル・ロコモーション』 「連続写真に取り憑かれた男 エドワード・マイブリッジ」
2025年10月1日(水)〜12月26日(金)
フジフイルム スクエア 写真歴史博物館は、富士フイルム株式会社が所蔵する写真コレクションの中から、19世紀に活躍した英国出身の写真家エドワード・マイブリッジが1887年に刊行した写真集『アニマル・ロコモーション(原題:Animal Locomotion)』による写真展を開催いたします。 エドワード・マイブリッジ(1830−1904)は、今から約150年前、世界で初めて、走る馬の連続写真の撮影を成功させた人物です。映画や動画、アニメーションの先駆者として、視覚芸術の歴史において最も偉大な写真家の一人とされています。1872年、マイブリッジは、実業家で元カリフォルニア州知事のリーランド・スタンフォードから依頼されたことをきっかけに走る馬の撮影実験を始め、1877年、走っている馬が胴体の下に四肢すべてを折りたたみ宙に浮いている一瞬を撮影することに成功。1878年には、疾走する馬の12コマの連続写真の撮影も成功させ、欧米各国で大反響を呼びました。また、1879年には一連の写真を連続的に投映する「ズープラクシスコープ」という装置を発明し、これがトーマス・エジソンに影響を与え、1889年の映写機械「キネトスコープ」の発明につながったとも言われています。 マイブリッジの『アニマル・ロコモーション(動物の運動)』(1887年)は、動物や人間の動きを詳細に記録した連続写真781組が収められた全11巻におよぶポートフォリオ形式の写真集です。馬のさまざまな歩き方や、犬やラクダといった動物の動き、オウムなどの鳥類の飛翔、さらには人間の運動や日常的な動作まで、マイブリッジは取り憑かれたように連続写真の撮影に心血を注ぎ、写真でありとあらゆる運動の解析を行いました。写真によって動きを止め、その瞬間をつないで生み出されたマイブリッジの連続写真は、時代を超え、動画の原点として、現在も世界中のアニメーターの教科書となっています。 本展では、富士フイルム株式会社が所蔵する『アニマル・ロコモーション』の連続写真107組の中から、フォトグラヴィア*で制作された21組の作品を厳選して展示いたします。また、同じく当社所蔵の写真に関する貴重書群の中から、マイブリッジ撮影の写真が掲載された『The Horse in Motion(動く馬)』(1882年)や、同時代に活躍し、写真銃**を発明したフランスの生理学者エティエンヌ=ジュール・マレー(1830−1904)の『Le Vol Des Oiseaux(鳥類の飛行)』(1890年)など、本作に関連する希少本もあわせて展示いたします。 写真によって視覚芸術に革命をもたらしたエドワード・マイブリッジ。動画の原点となった歴史的作品群をどうぞお楽しみください。
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/251001_05.html
東京ディズニーリゾート(R)・フォトグラフィープロジェクト 「イマジニング・ザ・マジック」写真展
2025年11月21日(金)〜12月18日(木)
2年目を迎える東京ディズニーシー(R)のテーマポート、ファンタジースプリングスのさらなる魅力を、写真家・蜷川実花さんが撮り下ろしました。 コンセプトは「Color of Fantasy」。色彩美あふれる数々の作品に加え、作品の世界観を再現したフォトスポットや、東京ディズニーリゾートで販売するオリジナルグッズの一部を展示します。 ファンタジースプリングスの魅力あふれる作品を、ぜひご覧ください。
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/251121_01.html
2025年 日本雑誌写真記者会写真展
2025年12月19日(金)〜12月26日(金)
本写真展では、日本雑誌協会(会員90社)が組織する日本雑誌写真記者会のカメラマンによる選りすぐりの作品をご紹介します。2024年夏から2025年秋にかけて、雑誌・書籍・ウェブメディアなどに掲載された写真の中から、雑誌カメラマンならではの視点で時代を切り取った力作を集めました。 4月には大阪・関西万博が開幕し、多くの皇族方がお成りになりました。また、大の里の横綱昇進や、天皇皇后両陛下のモンゴル訪問、夏の参院選も大きな話題となりました。この一年で注目を集めた人物や芸能関連の写真、週刊誌ならではのスクープ、情景を切り取ったルポルタージュなど、多彩なジャンルの作品を展示します。迫力ある大判プリントとともに、ぜひご堪能ください。
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/251219_02.html
植える WELL-BEING ~OUR TOOLS & METHODS FOR WELL-BEING~
2025年12月1日(月)-2026年1月12日(月)
多摩美術?学は、東京ミッドタウン・デザインハブにて、2025年12月1日(月)より、第117回企画展『植える WELL-BEING ~OUR TOOLS & METHODS FOR WELL-BEING~』を開催します。 近年、さまざまな場面で浸透しつつある「WELL-BEING」という言葉が示すものは、「心身の健やかさ」にとどまらず、「よりよく生きるための感覚」を捉えています。そして、人々の暮らしに寄り添い、その感覚をかたちにしていくために、デザインは大切な役割を担っています。 本展では、多摩美術大学が2024年から展開している学科横断型の研究活動「TAMA DESIGN UNIVERSITY」の活動の紹介を通して、教育の根底にある"未来への種を「植える」"という営みと、そこから形作られる未来の姿を見つめていきます。また後半では、「WELL-BEINGを育むための知恵と工夫とは」という問いを出発点に、デザイナーやアーティストをはじめ、料理人や医師、漁師など、多様な分野で活動する方々の、それぞれの暮らしや仕事から紡ぎ出された豊かな知恵や工夫が並びます。 本展を通じて、それぞれが見出すWELL-BEINGの"種"をきっかけに、日常のなかで小さな芽吹きを感じていただければ幸いです。
https://www.designhub.jp/exhibitions/ueruwellbeing
ALL OF EVANGELION
2025年11月14日(金)〜2026年1月12日(月)
国内外で人気を誇る「エヴァンゲリオン」シリーズは、1995年10月4日にテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』が放送開始となり、2025年で30周年を迎えます。 本展では、これまでまとまって展示されてこなかったテレビアニメの色鮮やかなセル画や、緻密に描かれた原画・設定など、作品の根幹にかかわる制作資料を展示します。さらに、新劇場版シリーズで採り入れられたデジタル制作資料も初展示。今もなお世界で愛される「エヴァンゲリオン」シリーズの魅力を、耳と目と脳で感じる"祝祭"の中でご紹介します。
https://ao-eva.exhibit.jp/
30周年記念 大たまごっち展
2026年1月7日(水)〜2026年2月2日(月)
1996年にバンダイから発売された携帯型デジタルペット「たまごっち」は、当時の女子高校生を中心に大ブームとなり、国内外で社会現象を巻き起こしました。その後、赤外線通信(2004年)、カラー液晶(2008年)、タッチ液晶(2021年)、Wi-Fi機能(2023年)の搭載など時代に合わせた機種を全38種類販売し、現在50以上の地域で展開されています。2025年7月31日には国内外累計出荷数 1億個を突破しました。 本展は、たまごっち誕生30周年を記念して開催される記念展です。30年を振り返るだけでなく、まるでたまごっちの中に入り込んだかのような体験を通して、ヘンテコで愛らしい生き物「たまごっち」の魅力を深掘りします。
https://www.tmgc-ten.jp/
マリーナ・タバサム・アーキテクツ展:People Place Poiesis(ピープル プレイス ポイエーシス)
2025年11月21日(金)〜2026年2月15日(日)
TOTOギャラリー・間では、バングラデシュのダッカを拠点に活動するマリーナ・タバサム・アーキテクツ(MTA)の展覧会「People Place Poiesis(ピープル プレイス ポイエーシス)」を開催します。 MTAを率いる建築家マリーナ・タバサム氏は、気候や文化、伝統に根差した建築を手がけるだけでなく、自然災害や貧困等で苦しむ人々への支援に取り組んできました。例えばダッカ市内に設計した「バイト・ウル・ロゥフ・モスク」(2020年アガ・カーン建築賞受賞)では、地域の土を焼成したレンガと幾何学を用いて、静謐な光をたたえ風が通り抜ける祈りの空間を創出し、爆発的な拡大を続ける過密都市において多様な人々が集う寛容な建築を実現しています。また、国全体の約7%が河川に覆われ、洪水で国土の約1/3が水没することもあるバングラデシュにおいて、住む場所を失った人のためにMTAが考案した可動式の住宅「クディ・バリ」(現地語で「小さな家」の意味)は、地域の人々の手により短期間で組み立て・解体することができ、洪水発生時のシェルターとしても機能します。MTAが立ち上げた財団F.A.C.E(The Foundation for Architecture and Community Equity)は、国内各地でクディ・バリを提供するだけでなく、ユニットを組み合わせることで、ロヒンギャの難民キャンプにおけるコミュニティセンターなど幅広い用途の建物に応用しています。こうした活動と作品が評価され、マリーナ・タバサム氏は2024年にTIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出、2025年の「サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン」※1の設計者に選ばれるなど、MTAの活動にいま世界から注目が集まっています。 本展では、「人々」「土地」、そして創作や詩作を意味する「ポイエーシス」をテーマに、彼女たちの作品と活動を、模型や映像、インスタレーション等で紹介します。中庭はMTAオリジナルの「クディ・バリ」をバングラデシュから輸送し立ち上げるとともに、京都の里山で実践を行う建築家の森田一弥氏と京都府立大学森田研究室協力のもと、日本の素材と技術で翻案した「日本版クディ・バリ」を新たに制作し、展示します。 マリーナ・タバサム・アーキテクツが、バングラデシュという土地で人々とともにつむぎあげてきた建築の物語を、ぜひご覧ください。
https://jp.toto.com/gallerma/ex251121/index.htm
デザインの先生
2025年11月21日(金)〜2026年3月8日(日)
21_21 DESIGN SIGHTでは2025年11月21日(金)より「デザインの先生」をテーマにした企画展を開催します。 さまざまな出会いのなかに、生活や社会の今後について考えを巡らせるヒントがあります。多くの情報が迅速に行きかい、変化の大きな時代を迎えている今日だからこそ、デザインを通して多様な視座を示してくれた巨匠たちの活動を振り返ってみたいと考えました。 本展では、ブルーノ・ムナーリ(イタリア生まれ、1907−1998年)、マックス・ビル(スイス生まれ、1908−1994年)、エンツォ・マーリ(イタリア生まれ、1932−2020年)、ディーター・ラムス(ドイツ生まれ、1932年−)をはじめとするデザイナーたちにフォーカスし、彼らを「デザインの先生」として紹介します。デザイン教育の現場で未来を担う人材を育んだ人物も含まれますが、それだけでなく、信念と希望を胸に活動することで時代の先を探り、社会の新たな局面をもたらした人物であるという点で共通しています。 考え、つくり、伝えつづけるデザインの行為は、生きることと切り離せません。代表作とともにそれぞれのデザイン活動に目を向けるとき、彼らは皆、私たち一人ひとりが考え、主体的に行動していくことをまさに期待していたのだということも知るでしょう。 とてつもない好奇心と探究心と勇気の持ち主であり、魅力に満ちた先生たちに出会ってください。
https://www.2121designsight.jp/program/design_maestros/
壁を装う展 - Wall Covering and Beyond
2025年11月29日(土)- 12月5日(金)
本展は、1849年の創業以来、人々の暮らしを彩るインテリア商品を開発・提供してきたサンゲツが、コンテンポラリーデザインスタジオ「we+(ウィープラス)」を迎え、「壁装材」をデザインと文化の視点から再解釈するリサーチプロジェクトの企画展です。 日本の壁紙は、自然環境や住宅様式の変遷、海外文化との交流を背景に、素材や技術の進化を積み重ねながら、世界の壁紙とは異なる独自の発展を遂げてきました。現在では住まいに欠かせない「壁装材」として、暮らしの中で多様な役割を果たしています。 サンゲツでは、これまでに数万点におよぶ壁紙を手がけ、その豊富なアーカイブには、時代とともに培われた高度な技術や美意識、多様な空間表現の可能性が息づいています。本展では、これらのアーカイブを起点に、「壁を装う」という文化の本質に迫り、素材と技術の進化、そこに宿る美意識の多様性をたどりながら、日本の壁装材文化の奥深い魅力を再発見し、これからの壁装材のあり方を提示します。
https://www.2121designsight.jp/gallery3/wall_covering_beyond/
企画展「スープはいのち」
2026年3月27日(金)- 8月9日(日)
21_21 DESIGN SIGHTでは、2026年3月27日より企画展「スープはいのち」を開催します。本展では、衣服や住まいという身体の外側の環境と、食という内側の環境を「身体を包む行為」として捉えてきたデザイナー・遠山夏未をディレクターに迎え、スープを入り口に、衣食住の根源をあらためて見つめます。 スープは、水と食材を火にかけるという最小の行為から生まれますが、その一杯には、素材に宿る力、熱の移ろい、土地の歴史、身体の感覚、器や食空間の静かな佇まいといった、多様な層が同時に息づいています。外側の世界と内側の世界がひとつに溶け合い、小さな器のなかに"生きる環境そのもの"が立ち上がる―こうした構造を、衣食住を支える「包まれる身体」という共通の原理をもっとも素直にあらわすものと遠山はとらえます。 現代の暮らしは便利さが進む一方で、その背景にある仕組みや環境は複雑さを増し、衣食住を支える原初的な感覚が遠ざかりつつあります。本展では、水や塩、野菜などの素材が放つ物質としての気配、熱とともに変化するさま、器や空間との呼応、匙に託された"食べる"という所作の繊細な動き、さらには記憶や香りといった目に見えにくい層を手がかりに、生活をかたちづくる環境を"包む"という視点からとらえなおします。抽象的な構造としての衣食住と、人間の身体に残る野生的な感覚。そのあいだに潜むデザインの働きを静かに浮かび上がらせていきます。こうした眼差しは、21_21 DESIGN SIGHTが大切にしてきた「日常の中からデザインを考える」という姿勢とも深く通じています。 スープという最小の食をきっかけとして、身体や環境、記憶や時間が折り重なるなかで、来場者の方々が五感を通して新しい視点や気づきを見出し、衣食住の根源に触れる体験につながる場となることを目指しています。
https://www.2121designsight.jp/program/soup/
金沢寿美 個展 「あの日を受けとる」
2025年11月5日(水)−12月26日(金)
この度、現代芸術振興財団は、当財団主催のアートアワードCAFAA賞2020-2021 最優秀賞受賞者、金沢寿美による個展「あの日を受けとる」を開催いたします。 金沢はこれまで作品を通して、人間の「個人は唯一無二の存在である一方、集団の一部に過ぎない」という永遠の矛盾について問い続けてきました。 作品を作る上で、戦前に済州島から海を渡り日本へやってきた祖父母を始め、両親、彼女自身と百年近く移民として生き、育ってきた環境が彼女に大きな示唆を与えてきたといいます。彼らは、対立する国家や民族に翻弄される中で、自分たちの居場所として"どちらでもない場所''を築いてきました。そこから見える景色は人間の複雑で多様な表情を彼女に見せてくれました。 金沢は自身の経験をもとに、個と集団、その両者を行き来するようにして生まれる"間にある世界''を壮大なインスタレーションによって表現しています。 近年は、新聞紙の一部を残して鉛筆で塗りつぶしたものをつなぎ合わせたインスタレーションに取り組んできました。今回、この「新聞紙のドローイング」を長く制作しきた中で気づいたある感覚をもとに、そこから派生した新しいドローイングによるインスタレーション作品を展示します。
https://gendai-art.org/news_single/sumikanazawa_exhibition/
Pink
2025年12月9日(火) – 2026年1月24日(土)
オオタファインアーツ東京では、グループ展「ピンク」を開催いたします。本展は、ギャラリーに所属するアーティストたちによる"ピンク"を用いたさまざまな表現を紹介するものです。 女性性や可愛らしさと結びつけられてきた一方で、主体性、連帯、アイロニー、抵抗など、文化的・社会的文脈の中で多面的な意味を帯びてきたピンク。本展では、フェミニニティとクィアネス、享受と葛藤、可愛さと抵抗、欲望と幻想といった幅広い視点が、作品群を通じて立ち上がります。 色彩を手がかりに浮かび上がる多様な視点と表現をご高覧ください。
https://www.otafinearts.com/ja/exhibitions/348-pink-ouada/
もてなす美 ―能と茶のつどい
2025年11月22日(土)〜2025年12月21日(日)
泉屋博古館東京にて、企画展「もてなす美 ―能と茶のつどい」を2025年11月22日(土)より開催いたします。住友コレクションに含まれる能関係の諸道具は、多くが15代当主・住友吉左衞門友純(号・春翠)により集められたもので、そのコレクション形成には、能楽師・大西亮太郎(1866-1931)が大きく寄与しました。コレクションのなかには、春翠が実際に身に着け舞を舞ったと考えられる装束や、7代当主・友輔が演能で使用したと考えられる能面など、歴代当主ゆかりの品も伝わります。本展ではこれら能楽や茶の湯にまつわる諸道具をとおして、春翠を中心とした住友家におけるもてなしの美を紹介します。
https://www.artpr.jp/senoku-tokyo/the-beauty-of-hospitality2025
生誕151年からの鹿子木孟郎 ―不倒の油画道―
2026年1月17日(土)〜2026年4月5日(日)
泉屋博古館東京(東京・六本木)では、「特別展 生誕151年からの鹿子木孟郎 ―不倒の油画道―」を2026年1月17日(土)から4月5日(日)まで開催いたします。本展覧会は、近代の日本洋画に本格的な写実表現を移植した鹿子木孟郎(かのこぎ・たけしろう)の生誕150年を記念して開催するものです。本展は初期の天彩学舎や不同舎で学んだ素描から、渡仏しフランス古典派の巨匠ローランスに学んだ渡欧作、帰国後の関西美術院や下鴨家塾での活動などを作品により網羅し、生涯の画業を紹介しつつその功績を再考します。
https://www.artpr.jp/senoku-tokyo/kanokogitakeshiro2026
唐物誕生 ―茶の湯デザインの源流をさぐる―
2026年11月3日(火・祝)〜2026年12月13日(日)
泉屋博古館東京(東京・六本木)では、「特別展 唐物誕生―茶の湯デザインの源流をさぐる―(仮) 」を2026年11月3日(火・祝)から12月13日(日)まで開催いたします。中世後期における茶の湯の形成のうえで大きな役割を果たした、いわゆる「唐物」の源流を、住友コレクションの代表的存在である中国の殷周青銅器に求め、3000年以上にわたる東アジア文化史の視点から茶の湯のデザインをとらえなおそうと試みました。泉屋博古館と茶道資料館、そして芦屋釜の里の三者のコラボによる初の展覧会です。
https://www.artpr.jp/senoku-tokyo/karamono2026