ラクティブ六本木では、六本木で開催中のアートイベントの情報を開催日順にご案内しております。
六本木では、デザイン・アートのイベントが常にあちらこちらで開催されております。
心を豊かにするアートイベントにぜひ足をお運び下さい。作品開催中のイベントの詳細情報は、各施設までお問い合わせください。
リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s
2024年3月19日(水) 〜 2025年6月30日(月)
1920年代以降、ル・コルビュジエ(1887-1965年)やミース・ファン・デル・ローエ(1886-1969年)といった多くの建築家が、時代とともに普及した新たな技術を用いて、機能的で快適な住まいを探求しました。その実験的なヴィジョンと革新的なアイデアは、やがて日常へと波及し、人々の暮らしを大きく変えていきました。 本展覧会は、当代の暮らしを根本から問い直し、快適性や機能性、そして芸術性の向上を目指した建築家たちが設計した、戸建ての住宅をご紹介するものです。1920年代から70年代にかけて建てられたモダン・ハウスは、国際的に隆盛したモダニズム建築の造形に呼応しつつも、時代や地域、気候風土、社会とも密接につながり、家族の属性や住まい手の個性をも色濃く反映しています。理想の生活を追い求めた建築家たちによる暮らしの革新は、それぞれの住宅に固有の文脈と切り離せない関係にあるのです。 一方、それらの住宅は、近代において浮上してきた普遍的な課題を解決するものでもありました。身体的な清潔さを保証する衛生設備、光や風を取り込む開放的なガラス窓、家事労働を軽減するキッチン、暮らしを明快に彩る椅子や照明などの調度、そして住まいに取り込まれた豊かなランドスケープは、20世紀に入り、住宅建築のあり方を決定づける重要な要素となったのです。そして、こうした新しい住まいのイメージは、住宅展示や雑誌などを通じて視覚的に流布していきました。 本展覧会では、20世紀にはじまった住宅をめぐる革新的な試みを、衛生、素材、窓、キッチン、調度、メディア、ランドスケープという、モダン・ハウスを特徴づける7つの観点から再考します。そして、特に力を入れてご紹介する傑作15邸を中心に、20世紀の住まいの実験を、写真や図面、スケッチ、模型、家具、テキスタイル、食器、雑誌やグラフィック、映像などを通じて多角的に検証します。 今から100年ほど前、実験的な試みとしてはじまった住まいのモダニティは、人々の日常へと浸透し、今なお、かたちを変えて息づいています。本展覧会は、今日の私たちの暮らしそのものを見つめ直す機会にもなるでしょう。
https://www.nact.jp/exhibition_special/2025/living-modernity/
日本の現代美術と世界 1989−2010(仮称)
2025年9月 3日(水) 〜 2025年12月 8日(月)
国立新美術館は、香港の現代美術館 M+(エムプラス)との初めての共同企画により、「日本の現代美術と世界 1989−2010(仮称)」を開催いたします。 本展は 1989年から2010年までの約20年間に焦点をあて、日本の現代美術を再考するものです。昭和が終わり平成元年を迎えた1989年と、2011年の東日本大震災という大きな節目に挟まれたこの20年は、冷戦の終結とともにグローバル化が進み、国内外を問わず、政治、経済、文化、市民生活が大きく変化した時代です。 国や地域の枠組みを超えて、国際交流を重ねながら変化してきた日本の現代美術の軌跡をたどる本展は、この時期を象徴する作品と、諸地域で醸成されたアートプロジェクトというふたつの軸が絡みあうように構成され、国内外で活躍してきた日本人アーティストとともに海外のアーティストも取り上げます。本展覧会は、日本の現代美術の姿を、文化的な対話と参加による、多様かつゆるやかなネットワークとして描きだします。これは、日本の現代美術の独自性を強調するという従来の視点とは異なる見かたを提案する試みです。 本展覧会では、変化に満ちたこの時代に、日本の現代美術がいかに歴史的遺産やアイデンティティの多様性といった主題に取り組んできたか、いかに新しいコミュニティの可能性を模索してきたかを紹介します。また、グローバル化が進み始めて最初の20年にあたるこの時期に、日本の美術と視覚文化が世界に与えた影響を考察します。
https://www.nact.jp/exhibition_special/2025/JCAW/
MAMスクリーン021:ガブリエル・アブランテス
2025年2月13日(火)〜 6月8日(日)
ガブリエル・アブランテス(1984年、米国ノースカロライナ州生まれ、リスボン在住)は、脚本、監督、プロデューサー、俳優として、映画やビデオで映像表現を探求してきました。ポストコロニアル、ジェンダー、アイデンティティなど、歴史的、政治的、社会的なテーマを扱うことで知られています。時に不条理で、ユーモアのある斬新なストーリー展開は、神話、伝承、史実、社会通念などに捻りを加えることで作り出されています。また、メロドラマ、ロマンティック・コメディ、戦争や冒険映画など、ハリウッド映画から流用した、大衆に馴染みのある表現によって、問題提起を行いながらも、親しみやすい作品となっていることも特筆に値します。 本展では、ルーブル美術館にある平凡な装飾彫刻である少女が、美術館を飛び出し、パリの街角で現実社会と対峙する《石娘の奇妙な冒険》(2019年)と、同作品から派生した《ホテルの一室で言い争う2体の彫刻》(2020年)、ユーモアの人類学をテーマに先住民の少女と人工知能の恋を描いた《人工的なユーモア》(2016年)、アリストファネスによるギリシャ喜劇『鳥』の現代における再演ともいえる《鳥》(2012年)を展示します。
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/mamscreen021/index.html
MAMリサーチ011: 東京アンダーグラウンド 1960-1970年代
―戦後日本文化の転換期

2025年2月13日(木)〜6月8日(日)
1960年代後半から 1970年にかけて、東京の都市空間を中心に日本の芸術界において「アンダーグラウンド」、通称「アングラ」が一世を風靡しました。「前衛」に代わって最先端の芸術の集合点となったアンダーグラウンドは、米国から実験映画を通じて日本に輸入され、美術、音楽、漫画、デザイン、演劇、舞踏などの分野にも広がり、わずか数年で一般社会に認知される流行となります。しかしながら、当時の反体制運動と交わって定着したが故に、運動の衰退とともに1970年代前半には姿を消します。現象として短命であったものの、アンダーグラウンド文化は戦後日本社会に多大な影響を与え、今日でもひとつの様式として残っているといえます。また、アンダーグラウンド文化は、その性質上、物理的な「作品」よりも一時的な「出来事」に注目し、その担い手を受け入れる「場所」を重視しました。そのため、アンダーグラウンドは時代の雰囲気として捉えられ、その実態はいまだに解明されていません。 「MAMリサーチ011:東京アンダーグラウンド 1960-1970年代―戦後日本文化の転換期」では、東京におけるアンダーグラウンド文化の盛衰をテーマに、それを伝えるのにふさわしいエフェメラ(一時的な使用を目的とした印刷物)を中心とした多くの資料を展示します。さらに、それらの資料を調査することで、「アングラ」の歴史、その思想と担い手たち、そしてその広がりと限界を詳細に振り返ることを試みます。
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/mamresearch011/index.html
マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート
2025年2月13日(木)〜6月8日(日)
仮想空間と現実世界が接続し、人工知能(AI)が飛躍的に発展するなか、新しいテクノロジーは私たちの日常生活に急速に浸透し、とりわけコロナ禍は仮想空間における活動を加速させました。また、顧みればテクノロジーとアートは、コンピューター・アート、ビデオ・アートなどの歴史のなかで常に併走してきました。近年のビデオゲームやAIの発展がアーティストの創造活動に全く新しい可能性をもたらす一方で、生成AIの登場は、人類の創造力にとっての脅威ともなっています。こうした動向は、現代アートの文脈においても大きく注目されています。 本展では、ゲームエンジン、AI、仮想現実(VR)、さらには人間の創造性を超え得る生成AIなどのテクノロジーを採用した現代アートを紹介します。そこではデジタル空間上のさまざまなデータが素材となった全く新しい美学やイメージメイキング(図像や画像を作ること)の手法、アバターやキャラクターなどジェンダーや人種という現実社会のアイデンティティからの解放、超現実的な風景の可視化、といった特性が見られます。ただ、これら新しい方法を採用しながら、アーティストの表現の根幹では普遍的な死生観や生命、倫理の問題、現代世界が抱える環境問題、歴史解釈、多様性といった課題が掘り下げられています。 「マシン」とアーティストが協働する作品や没入型の空間体験は、「ラブ(愛情)」、共感、高揚感、恐れ、不安など私たちの感情をおおいに揺さぶるでしょう。現実と仮想空間が重なりあう本展は、人類とテクノロジーの関係を考えるプラットフォームとして、不確実な未来をより良く生きる方法をともに想像する機会となるでしょう。
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/machine_love/index.html
ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト
2025年1月25日(土)〜2025年4月6日(日)
尽きることのない不思議と謎、ピラミッドの最新研究まで五感で感じ、探求せよ! ブルックリン博物館が誇る古代エジプトコレクションから、選りすぐりの名品群が東京・六本木に集結。彫刻、棺、宝飾品、陶器、パピルス、そして人間やネコのミイラなど約150点の遺物を通じて、私たちの想像を超える高度な文化を創出した人々の営みをひも解きます。 謎に満ちた三千年をともに旅する案内人は、大型展初監修となる新進気鋭のエジプト考古学者、河江肖剰。 人々はどんな暮らしを営み、何を食べ、何を畏れていたのか。彼らはどんな言語を話し、何を書き残したのか。ピラミッドはなぜ、どのようにして作られたのか。ミイラに託されたメッセージは。そして死後の世界とは。 これまでのエジプト展で見過ごされてきた「知っているようで知らない事実」から最新技術を使ったピラミッドの研究成果まで、映像や音声も交えて紹介します。 三千年の謎を掘り起こし、知への探求心を呼び覚ます空間。六本木に広がる古代エジプトの世界へ、ようこそ。
https://egypt-brooklyn.exhibit.jp/
ゴジラTHEアート展
2025年4月26日(土)〜2025年6月29日(日)
2024年に生誕70周年を迎えるゴジラは、誕生からいまに至るまで数々の映像作品として描かれてきました。それぞれの時代を象徴しながら、手がける監督によって異なる存在として我々の前に姿を現してきたゴジラを一言で定義することはできません。 この『ゴジラ・THE・アート展』は、映画の枠を超えた多様なアートによってゴジラを表現する展覧会です。現代に生きる国内外のアーティストたちが「ゴジラとは、何か。」という問いに対し、自身の答えをアート作品として展示します。
https://godzillatheart.com/exhibition/
松山智一展 FIRST LAST
2025年3月8日(土) 〜 2025年5月11日(日)
2025年春、「松山智一展 FIRST LAST」が東京の新たなアートスポット・麻布台ヒルズ ギャラリーで開催されます。本展は、ニューヨークを拠点にグローバルな活躍を見せるアーティスト松山智一の東京で初となる大規模個展です。四半世紀にわたって現代アートの本場ニューヨークで活動し、いまや世界が注目する次世代のアーティストのひとりとなった松山の日本初公開となる大規模作品、15点を含む約40点が展示されます。さらにこの機会に、展覧会タイトルにもなる、新シリーズ「FIRST LAST」を発表します。松山の特異なアイデンティティを通して捉えたグローバルな現代社会のリアリティを、迫力ある色彩と壮大なスケールの絵画で体感いただける展覧会です。
https://www.tomokazu-matsuyama-firstlast.jp/

没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ
2025年2月15日(土)〜4月13日(日)
エミール・ガレ(1846−1904)はフランス北東部ロレーヌ地方の古都ナンシーで、父が営む高級ガラス・陶磁器の製造卸販売業を引き継ぎ、ガラス、陶器、家具において独自の世界観を展開し、輝かしい成功を収めました。 ナンシーの名士として知られる一方、ガレ・ブランドの名を世に知らしめ、彼を国際的な成功へと導いたのは、芸術性に溢れ、豊かな顧客が集う首都パリでした。父の代からその製造は故郷ナンシーを中心に行われましたが、ガレ社の製品はパリのショールームに展示され、受託代理人等を通して富裕層に販売されたのです。1878年、1889年、1900年には国際的な大舞台となるパリ万国博覧会で新作を発表し、特に1889年の万博以降は社交界とも繋がりを深めました。しかし、その成功によってもたらされた社会的ジレンマや重圧は想像を絶するものだったと言い、1900年の万博のわずか4年後、ガレは白血病によってこの世を去ります。 ガレの没後120年を記念する本展覧会では、ガレの地位を築いたパリとの関係に焦点を当て、彼の創造性の展開を顧みます。フランスのパリ装飾美術館から万博出品作をはじめとした伝来の明らかな優品が多数出品されるほか、近年サントリー美術館に収蔵されたパリでガレの代理店を営んだデグペルス家伝来資料を初公開します。ガレとパリとの関係性を雄弁に物語る、ガラス、陶器、家具、そしてガレ自筆文書などの資料類、計110件を通じて、青年期から最晩年に至るまでのガレの豊かな芸術世界をお楽しみください。
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2025_1/index.html

酒呑童子ビギンズ
2025年4月29日(火・祝)〜6月15日(日)
酒呑童子は、日本で最も名高い鬼です。平安時代、都で貴族の娘や財宝を次々に略奪していた酒呑童子が武将・源頼光とその家来によって退治される物語は、14世紀以前に成立し、やがて絵画や能などの題材になって広く普及しました。なかでも、サントリー美術館が所蔵する重要文化財・狩野元信筆「酒伝童子絵巻」(以下、サントリー本)は、後世に大きな影響を与えた室町時代の古例として有名です。このたびの展示では、解体修理を終えたサントリー本を大公開するとともに、酒呑童子にまつわる二つの《はじまり》をご紹介します。 酒呑童子の住処といえば、物語によって丹波国大江山、あるいは近江国伊吹山として描かれ、サントリー本は伊吹山系最古の絵巻として知られます。以降、このサントリー本が《図様のはじまり》となり、江戸時代を通して何百という模本や類本が作られました。 さらに近年注目されるのは、サントリー本とほぼ同じ内容を含みながらも、酒呑童子の生い立ち、すなわち《鬼のはじまり》を大胆に描き加える絵巻が相次いで発見されていることです。 本展では、これらの《はじまり》に焦点をあて、絵画と演劇(能)の関連にもふれながら、酒呑童子絵巻の知られざる歴史と多様な展開をたどります。現代のマンガやアニメにも息づく、日本人が古来より親しんできた鬼退治の物語をお楽しみください。
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2025_2/index.html
立木義浩写真展 「舌出し天使 CONTACT SHEETS − 眼差しの軌跡 −」
2025年1月6日(月)〜3月26日(水)
1965年、『カメラ毎日 1965年4月号』に掲載され、立木義浩の名を一躍スターダムに押し上げた「舌出し天使」。本展のために本人が新たにセレクトしたゼラチンシルバープリント25点とともに、本作のコンタクトシート約25点を初公開。60年の時を隔てて初めて公開されるコンタクトシートから、若き立木義浩が何を見、何を感じてシャッターを切ったのか、その眼差しの軌跡を感じていただくことができます。
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/250106_05.html
ポートフォリオレビュー/アワード 2024
2025年3月21日(金)〜4月10日(木)
「ポートフォリオレビュー/アワード」は、国内外で活躍する写真家をレビュワー(審査員)に迎え、45歳以下の写真家・写真家を志す方から募集した作品を講評。受賞者4名に対し、写真展開催へ向けたアドバイスや、展示作品などの制作費100万円相当をサポートする企画です。 今回は、写真家 浅田政志氏・公文健太郎氏・小林紀晴氏・野村恵子氏をレビュワーに迎え、浅田氏・公文氏が8月に、小林氏・野村氏が9月に、一次選考を通過した48名に対しオンラインでレビューを実施。参加者1人1人が作品に対する思いや悩んでいる点などを伝え、それらに対しレビュワーが丁寧にアドバイスを行いました。 10月には二次選考を通過した12名に、対面式でファイナリストレビューを実施。12名は前回のアドバイスを反映させた作品・写真展への熱い思いなどをプレゼン。それらに対しレビュワーたちは、写真展を見据えた具体的なアドバイスを行いました。 そして、最終選考を経て、アワード受賞者4名が決定しました。
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/250321_01.html
土田ヒロミ写真展「俗神」
2025年3月27日(木)〜6月30日(月)
1971年、第8回太陽賞を受賞した「自閉空間」で写真家として本格的にデビューして以来、多岐にわたるテーマで意欲的な作品を発表し続けている土田ヒロミは、戦後日本を代表する写真家の一人として、国内外で高い評価を得ています。 土田ヒロミの名を一躍世に知らしめる一作となったのが、1968年から1975年にかけて日本各地の土俗文化を取材したシリーズ「俗神」です。このシリーズは、「フリーの写真家になることを決めた際、農家を出自とする自分自身を検証するためにまず土俗文化に対峙する必要性を感じた」という土田の想いが原点となっています。青森から沖縄まで全国津々浦々を巡り、時代を超えて継承される土俗的なハレの場、なかでも大衆や風物の中にある日本人の土俗的感性を赤裸々にとらえ提示しました。 急速な経済成長が土着的なものを容赦なく侵食していく中、土田の視点でとらえられた土地と人々が紡ぎあげてきたさまざまなハレの場の記録は、1972年から隔月で『カメラ毎日』に「絆」として連載され、1974年には、海外で初めて日本の写真家を紹介する大規模な展覧会となったニューヨーク近代美術館での「New Japanese Photography」展にも同シリーズの作品が出品されます。1976年、デビュー作である「自閉空間」からの作品も加え、写真集『俗神』(オットーズ・ブックス社)として刊行され大きな反響を呼びました。 本展では、シリーズ「俗神」から精選したゼラチンシルバープリントによる約30点を展示します。大きな転換点の中にいる今という時代だからこそ、「俗神」の世界は、より新鮮に深く見るものに多くを問いかけてくれます。
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/250327_05.html
第22回 港区観光フォトコンテスト2024
2025年3月28日(金)〜4月24日(木)
港区内の名所・旧跡、四季の風物詩から隠れたスポットまで、写真を通じて港区の魅力を再発見することを目的として、今回、22回目を迎えた港区観光フォトコンテストです。
「一般部門」と中学生・高校生を対象とした「フォトコン甲子園部門」の2部門で作品を募集。
写真家 織作峰子氏を委員長とする審査会によって選出された、23点の入賞作品を展示いたします。
港区内で撮られた、とっておきの一枚をお楽しみください。
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/250328_04.html
はじめの一歩から ひろがるデザイン展
- グッドデザイン賞2024フォーカス・イシュー -

2025年3月13日(木)〜5月6日(火)
東京ミッドタウン・デザインハブは、第113回企画展「はじめの一歩から ひろがるデザイン展 - グッドデザイン賞2024フォーカス・イシュー -」を2025年3月13日(木)から5月6日(火)まで 開催します。 グッドデザイン賞の重要な役割の一つに、次なる社会に向けた可能性や課題の発見があります。フォーカス・イシューはこの役割を担うために生まれた、デザインがいま向き合うべき重要な問いを深めることに特化した取り組みです。 フォーカス・イシューでは、審査プロセスを通して探求すべきと考えるテーマを「イシュー」として設定。応募対象を観察しながら、これからの社会における可能性やデザインの役割と意義について思索を重ね、審査後に提言として発表します。 本展では、2024年度フォーカス・イシューテーマ「はじめの一歩から ひろがるデザイン」に焦点を当て、6つの提言とそれぞれの事例としてあげられた最新のグッドデザイン賞受賞デザインを中心に展示します。テーマに込められた意図をひもとくとともに、提言の背景にある多様な視点を深掘りします。グッドデザインを生み出した関係者の想いと、新しい挑戦のストーリーに触れることで、これからの「はじめの一歩」を踏み出すきっかけとなることを願っています。
https://www.designhub.jp/exhibitions/fi2024
手塚治虫『火の鳥』展
−火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡=宇宙生命の象徴−

2025年3月7日(金)〜5月25日(日)
2025年3月7日(金)から5月25日(日)まで、手塚治虫「火の鳥」展 −火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡=宇宙(コスモ)生命(ゾーン)の象徴−を開催いたします。 数々の名作を生みだした手塚治虫が、みずからのライフワークと宣言したマンガ『火の鳥』は、その血を飲んだものは永遠の命を得るという伝説の鳥"火の鳥"を追い求める人々の葛藤を描く一大傑作長編です。過去と未来を交互に描きながら、「生と死」「輪廻転生」といった哲学的なテーマを縦横無尽に表現した本作の壮大な世界観は、今もなお人々の心をとらえてやみません。 本展では、生物学者・福岡伸一氏が企画に携わり、30年以上の長きにわたって執筆された壮大な叙事詩を読み解きます。 『火の鳥』の連載開始から70年が経過した今、福岡氏を道先案内人として、新たな生命論の視点から『火の鳥』の物語構造を読み解き、手塚治虫が生涯をかけて表現し続けた「生命とはなにか」という問いの答えを探求します。
https://tcv.roppongihills.com/jp/news/2024/10/7615/index.html
『銀河鉄道999』50周年プロジェクト 松本零士展 創作の旅路
2025年6月20日(金)〜2025年9月7日(日)
東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)では、2025年6月20日(金)から9月7日(日)まで、『「銀河鉄道999」50周年プロジェクト 松本零士展 創作の旅路』を開催します。松本零士は、代表作である『銀河鉄道999』『宇宙海賊キャプテンハーロック』をはじめとする数々の名作を生み出しました。こうした作品の数々は、世代・国境を越えて現在も多くの人に愛されています。 1938年に福岡県で生まれ、戦時下の少年時代から夜空を見上げるのが好きだった松本零士は、宇宙を舞台に未来のテクノロジーと壮大なファンタジーが融合したスペースオペラに、平和への願いと未来への希望を込めました。永遠の命に憧れ、機械の体を手に入れる旅に出た鉄郎と、共に銀河鉄道999で旅する、黒衣と長い金髪が印象的な謎の美女メーテル。松本零士が生み出した数多くの魅力的な登場人物たちは、大宇宙の終わりなき「時の輪」を旅します。そこには、いつも生きることの尊さ、命の大切さが描かれていました。 本展は、初期作品を含む300点以上の原画、初公開の資料や貴重な思い出の品々を通して、マンガとアニメというふたつのフィールドで独自の世界観を表現し続けた松本零士のアーティストとしての技術と力、70年を超える創作活動で未来に託したメッセージを読み解きます。 星々が夜空に輝く東京シティビューの美しい夜景に時の輪を重ねて、私たちも冒険の旅に出かけてみましょう。
https://leiji-m-exh.jp/
篠原一男 空間に永遠を刻む――生誕百年 100の問い
2025年4月17日(木)〜6月22日(日)
TOTOギャラリー・間では、建築家・篠原一男の生誕100年を記念し、「篠原一男 空間に永遠を刻む――生誕百年 100の問い」を開催します。 篠原一男(1925-2006年)は東京工業大学(現:東京科学大学)で清家清(1918-2005年)に学び、卒業後は同大学で教鞭をとりながらプロフェッサーアーキテクトとして、退職後は自邸兼アトリエ「ハウス イン ヨコハマ」(1985年)に篠原アトリエを構え、設計と言説の発表を続けました。坂本一成、伊東豊雄、長谷川逸子に代表される「篠原スクール」と呼ばれる一群の建築家を輩出するなど、氏の薫陶や影響を受けた多くの建築家が現在、建築界の第一線で活躍しています。 篠原一男は「住宅は芸術である」と唱え、小住宅の設計に多大なエネルギーを費やしました。篠原の住宅は日本における現代住宅のひとつの到達点を示すものとして、現在国内外で再評価の機運が高まっています。この言葉とともに発表された初期の代表作「から傘の家」(1961年)は2022年にスイス、バーゼル近郊(ドイツ、ヴァイル・アム・ライン)のヴィトラ キャンパスに移築再建され、「白の家」(1966年)、「地の家」(1966年)、「谷川さんの住宅」(1974年)もそれぞれ移築や再生によって継承され、その空間を今にとどめています。 本展覧会では建築家の奥山信一氏、貝島桃代氏、建築史家のセン・クアン氏をキュレーターに迎え、生涯を通して自らに「問い」を投げかけ続けた氏の建築家像を、「永遠性」をテーマに再考します。 会場では、東京工業大学篠原研究室作製の原図や模型、真筆のスケッチ、家具などのオリジナル資料を、氏の言説から抽出した「100の問い」と氏自らの分類による「第1の様式」から「第4の様式」に沿って構成し、その活動と人間性を浮かび上がらせます。 篠原の「第5の様式」を予感させる未完の遺作、「蓼科山地の初等幾何」(2006年、計画案)のスケッチも展示予定です。 本展覧会が、氏の遺した空間と言説を次代に継承するための一助になることを願っています。
https://jp.toto.com/gallerma/ex250417/index.htm
企画展「ラーメンどんぶり展」
2025年3月7日(金) - 6月15日(日)
21_21 DESIGN SIGHTでは、2025年3月7日より企画展「ラーメンどんぶり展」を開催いたします。展覧会ディレクターには、グラフィックデザイナーの佐藤 卓と、ライターの橋本麻里を迎えます。 本展は佐藤と橋本が2012年から取り組んでいる美濃焼に関するプロジェクトのひとつである、「美濃のラーメンどんぶり展」をきっかけとしています。美濃焼は、岐阜県の東濃地方西部(多治見市、土岐市、瑞浪市)を中心とした地域でつくられる陶磁器の総称です。実は日本のラーメン丼どんぶりの90%は美濃焼です。これまで、佐藤と橋本はラーメン丼を多様な視点から見ることで、1300年以上の歴史を持つ美濃焼の歴史や背景、つくり手たちの活動、そして日常食の器が私たちの生活にもたらす豊かさについて、伝えてきました。 本展では、プロジェクト開始から続く、さまざまなジャンルのデザイナーやアーティストがラーメン丼とレンゲをデザインする「アーティストラーメンどんぶり」に新作10点を加えた、全40点のオリジナルラーメン丼を展示。プロジェクト初の試みとなる建築家・デザイナー3組の設計による「ラーメン屋台」も紹介します。また、身近な製品を「デザインの視点」で解剖し、その成り立ちを徹底して検証する試みである「デザインの解剖」の手法で迫る「ラーメンと器の解剖」、ラーメンの文化や歴史、器の産地である東濃地方の風土や環境、歴史についても紹介します。 ラーメンは、忙しい時に手軽に食べられる食べ物であるだけでなく、のんびりした休日に誰かと楽しむ食べ物として、さらに、旅行時の携帯食、非常時の保存食、宇宙食に至るまで、さまざまなシーンで食されています。生活にひとときの輝きとも呼べる時間をもたらしてくれる「ラーメン」を「器」からひもとくことにより、慣れ親しんだ日常の世界が、どのような要素で成り立ち、そこにどのように人やデザインが関わっているのかを発見し、その面白さを味わっていただく機会となれば幸いです。
https://www.2121designsight.jp/program/ramen_bowl/
CAMP
2025年3月15日(土)〜2025年5月10日(土)
今グループ展「CAMP」に参加するのは、社会構造に対する鋭い批評眼を煌めかせ、知性に基づくリサーチを重ねてきたアーティストたちです。既に十分なキャリアを持つかれらは、知性を上回る感性の炸裂が、アートの実践においていかに強く人々の心を動かすかも熟知しています。そのかれらに共通して見られる感覚、それがCAMP(キャンプ)です。スタイルのやりすぎた誇張、ものや人々のなかに見出せる人工性。キャンプはそういった不自然さを愛好します。クィアを自認するかれらにとって馴染み深いこの審美主義は、多様な理念のもつれが人々をがんじがらめにしてしまうこの時代にあっても、何食わぬ顔で大胆不敵な自己主張を繰り広げます。 世界は今、強国による新たな帝国主義的ふるまいにより混迷を極めています。しかし世界の不安をよそに、悲劇性を好まぬキャンプはアイロニー全開で独自の美学を貫き、混沌のなかを突き進みます。かれらアーティストたちにどうしようもなく惹かれてしまうのは、その自立したエレガントな強さに、そして誰もが持ち得ているのではないその感性に、憧れを抱かずにいられないからでしょう。ソンタグが『Notes on 'Camp'』を記してから60年を経た今も、キャンプは私たちを強く魅了します。
https://www.otafinearts.com/ja/exhibitions/330-camp-yoshiko-shimada-bubu-de-la-madeleine-ming/
ジオ・ポンティの眼:軽やかに越境せよ。
2025年3月19日(水)- 31日(月)
20世紀イタリアのモダニズムを代表する建築家、ジオ・ポンティは、スプーン1本から高層ビルまでデザインし、部分から全体を統合的に捉える「眼」を備えていました。1960年竣工の「ピレリ高層ビル」、そして1957年の発表の超軽量の椅子「スーパーレジェーラ」は、薄さ、軽やかさを表現した名作です。さらに近年、知られざる名作家具やプロダクトの数々が復刻され、巨匠の多面的な魅力が浮き彫りになってきました。 ジオ・ポンティの眼で世界を視ると、大量生産に対するアートと工芸、またミニマリズムに対する装飾、という世の中に横たわる二元論を軽やかに超えた、住まいの風景が未来に向けて開かれてきます。ポンティは87年の生涯で2つの世界大戦を生き抜き、ウィーン分離派、イタリア合理主義、モダニズム、など時代のイズムに留まることなく、また建築、プロダクト、グラフィックなど分野の細分化にも与せず、統合的に自身の「眼」を追求しました。その軽やかに越境する表現、幸福感が、現代の私たちが必要とするものと共振しはじめます。約70年を経たデザインが現代に、ノスタルジーからではなく、新鮮な魅力を放つ理由は、そこにあるのではないでしょうか。 本展では、ジオ・ポンティ・アーカイヴスの協力のもと、ポンティがミラノの自宅のためにデザインした家具から、モルテーニにより復刻されたアームチェア、コーヒーテーブル、ブックシェルフと、床に大胆に導入されていたセラミックタイルの再現によって、その独自の空間世界をインスタレーションします。また、およそ60年にわたる巨匠の仕事を振り返る大パネルには、1920年代のリチャード・ジノリの磁器製品やオリジナルドローイングの展示のほか、フランチェスカ・モルテーニ監督によるドキュメンタリー映像「Amare Gio Ponti」を上映し、ジオ・ポンティの視線の先にある私たちの未来を考えます。
https://www.2121designsight.jp/gallery3/gio_ponti/
企画展 ライトアップ木島櫻谷U―おうこくの線をさがしに 併設四季連作屏風
2025年4月5日(土)〜2025年5月18日(日)
大正中期に大阪天王寺の茶臼山に建築された住友家本邸を飾るために描かれた木島櫻谷の「四季連作屏風」を全点公開し、櫻谷の絵画表現の特質をライトアップする展覧会シリーズ「ライトアップ木島櫻谷」。 今回は、特に人物画にスポットをあてるとともに、写生帖を増量して展示し、櫻谷の線描の妙を探訪します。 併せて、公益財団法人住友財団が推進してきた文化財維持・修復事業助成により甦った作品を展示し、文化財修復の最前線を紹介します。
https://sen-oku.or.jp/program/t_20250405_spotlightokoku2/
企画展 死と再生の物語
2025年6月7日(土)〜2025年7月27日(日)
高度な文明が発達した中国古代では、すぐれた技術によってさまざまな文物がつくりだされ、それらには現代の眼にも斬新で刺激的なデザインの数々がほどこされました。わたしたちの感覚からはかけ離れているようにも思えるこうしたデザインは、いったいどのような思想のもとに生みだされてきたのでしょうか。 本展覧会では、泉屋博古館(京都東山・鹿ヶ谷)所蔵の青銅鏡の名品を中心として、中国古代の洗練されたデザイン感覚、その背景となった神話や世界観をご紹介していきます。そのうえで本展覧会では「動物/植物」「天文」「七夕」「神仙への憧れ」という主に4つの観点から、デザインの背景を読み解いていき、さらには日本美術に与えた影響についてもご紹介いたします。
https://www.artpr.jp/senoku-tokyo/mythology-and-design-in-ancient-china