ラクティブ六本木では、六本木で開催中のアートイベントの情報を開催日順にご案内しております。
六本木では、デザイン・アートのイベントが常にあちらこちらで開催されております。
心を豊かにするアートイベントにぜひ足をお運び下さい。作品開催中のイベントの詳細情報は、各施設までお問い合わせください。
JAGDA国際学生ポスターアワード2024
2024年10月30日(水) 〜 2024年12月16日(月)
公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)は、「JAGDA 国際学生ポスターアワード2024」作品展を開催いたします。 国内外の優れた若い才能の発見と顕彰、そしてグラフィックデザインの発展と進化を目的に2015 年より毎年開催しているJAGDA 国際学生ポスターアワード。日本国内の学生のみを対象としてスタートした本コンペティションは、ポスターの持つビジュアルコミュニケーションの力による国境を超えた相互理解と交流を目指し、2019年に国際化しました。創設から10年目の記念開催となった 2024年は、「Peace」をテーマに作品を募集 、世界 21の国と地域からたくさんの応募をいただきました。審査員には今年も JAGDA正会員と国内外の著名デザイナーを招聘し、オンライン審査を2回、ポスター実物による対面での審査会を1回実施。過去最多の応募総数3,356作品の中から選出された入賞・入選213作品の展覧会を国立新美術館にて開催します。グラフィックデザインの未来を担う、次世代の作品をご覧ください。
https://jagda-gakusei.jp/
絵のアティテューズ
―― 荒川ナッシュ医(仮)

2024年10月30日(水) 〜 2024年12月16日(月)
本展は、2000年代以降に主にニューヨークで様々な画家が描いた絵画と、荒川ナッシュ医(Ei Arakawa-Nash)による展覧会です。様々なアーティストと共同作業を続ける荒川ナッシュは、「私」という主体を再定義し、アートの不確かさをグループ・パフォーマンスとして表現してきました。ストロークはシナリオに、キャンバスは役者に、色彩は音楽へと変容します。コンセプチュアルかつ祝祭的なパフォーマンスによって、鑑賞者は絵画との新しい関係を育みます。 荒川ナッシュ医は1977年福島県生まれ、1998 年よりニューヨークを、2019年よりロサンゼルスを拠点に活動するパフォーマンス作家です。パフォーマンスはアーティストをはじめとする多彩な人々との共同作業によって生まれます。彼/彼女らが演者としてパフォーマンスに参加することもあれば、彼/彼女らの作品がパフォーマンスに登場することもあります。荒川ナッシュの作品は、アーティストや鑑賞者との共同作業を通じて成立します。 近年の主なパフォーマンスと展覧会は次の通り。タービン・ホール、テート・モダン(ロンドン、2021年)、アーティスツ・スペース(ニューヨーク、2021年)、ホノルル・ビエンナーレ(2019年)、ラインラント&ヴェストファーレン芸術協会 (デュッセルドルフ、2018年)、ミュンスター彫刻プロジェクト(2017年)、ルートヴィヒ美術館(ケルン、2017年)、ベルリン・ビエンナーレ(2016年)、光州ビエンナーレ(2014年)、ホイットニー・ビエンナーレ(ニューヨーク、2014年)、カーネギー・インターナショナル(ピッツバーグ、2013年)、ニューヨーク近代美術館(2012年)
https://www.nact.jp/exhibition_special/2024/eiarakawanash/index.html
リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s
2024年3月19日(水) 〜 2025年6月30日(月)
1920年代以降、ル・コルビュジエ(1887-1965年)やミース・ファン・デル・ローエ(1886-1969年)といった多くの建築家が、時代とともに普及した新たな技術を用いて、機能的で快適な住まいを探求しました。その実験的なヴィジョンと革新的なアイデアは、やがて日常へと波及し、人々の暮らしを大きく変えていきました。 本展覧会は、当代の暮らしを根本から問い直し、快適性や機能性、そして芸術性の向上を目指した建築家たちが設計した、戸建ての住宅をご紹介するものです。1920年代から70年代にかけて建てられたモダン・ハウスは、国際的に隆盛したモダニズム建築の造形に呼応しつつも、時代や地域、気候風土、社会とも密接につながり、家族の属性や住まい手の個性をも色濃く反映しています。理想の生活を追い求めた建築家たちによる暮らしの革新は、それぞれの住宅に固有の文脈と切り離せない関係にあるのです。 一方、それらの住宅は、近代において浮上してきた普遍的な課題を解決するものでもありました。身体的な清潔さを保証する衛生設備、光や風を取り込む開放的なガラス窓、家事労働を軽減するキッチン、暮らしを明快に彩る椅子や照明などの調度、そして住まいに取り込まれた豊かなランドスケープは、20世紀に入り、住宅建築のあり方を決定づける重要な要素となったのです。そして、こうした新しい住まいのイメージは、住宅展示や雑誌などを通じて視覚的に流布していきました。 本展覧会では、20世紀にはじまった住宅をめぐる革新的な試みを、衛生、素材、窓、キッチン、調度、メディア、ランドスケープという、モダン・ハウスを特徴づける7つの観点から再考します。そして、特に力を入れてご紹介する傑作15邸を中心に、20世紀の住まいの実験を、写真や図面、スケッチ、模型、家具、テキスタイル、食器、雑誌やグラフィック、映像などを通じて多角的に検証します。 今から100年ほど前、実験的な試みとしてはじまった住まいのモダニティは、人々の日常へと浸透し、今なお、かたちを変えて息づいています。本展覧会は、今日の私たちの暮らしそのものを見つめ直す機会にもなるでしょう。
https://www.nact.jp/exhibition_special/2025/living-modernity/
ルイーズ・ブルジョワ展:
地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ

2024年9月25日(水)〜 2025年1月19日(日)
ルイーズ・ブルジョワ(1911年パリ生まれ、2010年ニューヨークにて没)は、20世紀を代表する最も重要なアーティストの一人です。彼女は70年にわたるキャリアの中で、インスタレーション、彫刻、ドローイング、絵画など、さまざまなメディアを用いながら、男性と女性、受動と能動、具象と抽象、意識と無意識といった二項対立に潜む緊張関係を探求しました。そして、対極にあるこれらの概念を比類なき造形力によって作品の中に共存させてきました。 ブルジョワの芸術は、彼女が幼少期に経験した、複雑で、ときにトラウマ的な出来事をインスピレーションの源としています。彼女は記憶や感情を呼び起こすことで普遍的なモチーフへと昇華させ、希望と恐怖、不安と安らぎ、罪悪感と償い、緊張と解放といった相反する感情や心理状態を表現しました。また、セクシュアリティやジェンダー、身体をモチーフにしたパフォーマンスや彫刻は、フェミニズムの文脈でも高く評価されてきました。 様々なアーティストに多大な影響を与えているブルジョワの芸術は、現在も世界の主要美術館で展示され続けています。日本では27年ぶり、また国内最大規模の個展となる本展では、約100点に及ぶ作品群を、3章構成で紹介し、その活動の全貌に迫ります。 本展の副題「地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」はハンカチに刺繍で言葉を綴った晩年の作品からの引用です。この言葉は、ブルジョワの感情のゆらぎや両義性を暗示しつつ、ブラックユーモアのセンスをも感じさせます。自らを逆境を生き抜いた「サバイバー」だと考えていたルイーズ・ブルジョワ。生きることへの強い意志を表現するその作品群は、戦争や自然災害、病気など、人類が直面する、ときに「地獄」のような苦しみを克服するヒントを与えてくれることでしょう。
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/bourgeois/index.html
マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート
2025年2月13日(木)〜6月8日(日)
仮想空間と現実世界が接続し、人工知能(AI)が飛躍的に発展するなか、新しいテクノロジーは私たちの日常生活に急速に浸透し、とりわけコロナ禍は仮想空間における活動を加速させました。また、顧みればテクノロジーとアートは、コンピューター・アート、ビデオ・アートなどの歴史のなかで常に併走してきました。近年のビデオゲームやAIの発展がアーティストの創造活動に全く新しい可能性をもたらす一方で、生成AIの登場は、人類の創造力にとっての脅威ともなっています。こうした動向は、現代アートの文脈においても大きく注目されています。 本展では、ゲームエンジン、AI、仮想現実(VR)、さらには人間の創造性を超え得る生成AIなどのテクノロジーを採用した現代アートを紹介します。そこではデジタル空間上のさまざまなデータが素材となった全く新しい美学やイメージメイキング(図像や画像を作ること)の手法、アバターやキャラクターなどジェンダーや人種という現実社会のアイデンティティからの解放、超現実的な風景の可視化、といった特性が見られます。ただ、これら新しい方法を採用しながら、アーティストの表現の根幹では普遍的な死生観や生命、倫理の問題、現代世界が抱える環境問題、歴史解釈、多様性といった課題が掘り下げられています。 「マシン」とアーティストが協働する作品や没入型の空間体験は、「ラブ(愛情)」、共感、高揚感、恐れ、不安など私たちの感情をおおいに揺さぶるでしょう。現実と仮想空間が重なりあう本展は、人類とテクノロジーの関係を考えるプラットフォームとして、不確実な未来をより良く生きる方法をともに想像する機会となるでしょう。
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/machine_love/index.html
さくらももこ展
2024年10月5日(土)〜 2025年1月5日(日)
この度、まんが家、エッセイスト、作詞家、脚本家といくつもの顔を持ち、新しいキャラクターやエッセイを次々と生み出し続けた稀代のアーティスト、さくらももこ先生の展覧会を開催いたします。 1986年に連載を開始し、90年のアニメ化以来、大人から子供まで誰からも愛される国民的まんがとなった『ちびまる子ちゃん』。続いて91年に刊行したデビューエッセイ『もものかんづめ』は250万部を超える大ベストセラーに。本展覧会では、代表作の数々を、直筆原稿やカラー原画とともにこれまでにないボリュームでご紹介します。 "描く"ことと"書く"ことを楽しみつくし多忙を極める一方、季節のうつろいや小さな日常をこよなく愛したさくらももこ先生。その全魅力をあますことなくお届けする展覧会となっています。 いまもなお輝き続ける、その感性に迫る展覧会に、是非お越しください。
https://sakuramomoko-ten.com/
ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト
2025年1月25日(土)〜2025年4月6日(日)
尽きることのない不思議と謎、ピラミッドの最新研究まで五感で感じ、探求せよ! ブルックリン博物館が誇る古代エジプトコレクションから、選りすぐりの名品群が東京・六本木に集結。彫刻、棺、宝飾品、陶器、パピルス、そして人間やネコのミイラなど約150点の遺物を通じて、私たちの想像を超える高度な文化を創出した人々の営みをひも解きます。 謎に満ちた三千年をともに旅する案内人は、大型展初監修となる新進気鋭のエジプト考古学者、河江肖剰。 人々はどんな暮らしを営み、何を食べ、何を畏れていたのか。彼らはどんな言語を話し、何を書き残したのか。ピラミッドはなぜ、どのようにして作られたのか。ミイラに託されたメッセージは。そして死後の世界とは。 これまでのエジプト展で見過ごされてきた「知っているようで知らない事実」から最新技術を使ったピラミッドの研究成果まで、映像や音声も交えて紹介します。 三千年の謎を掘り起こし、知への探求心を呼び覚ます空間。六本木に広がる古代エジプトの世界へ、ようこそ。
https://egypt-brooklyn.exhibit.jp/
ゴジラTHEアート展
2025年4月26日(土)〜2025年6月29日(日)
2024年に生誕70周年を迎えるゴジラは、誕生からいまに至るまで数々の映像作品として描かれてきました。それぞれの時代を象徴しながら、手がける監督によって異なる存在として我々の前に姿を現してきたゴジラを一言で定義することはできません。 この『ゴジラ・THE・アート展』は、映画の枠を超えた多様なアートによってゴジラを表現する展覧会です。現代に生きる国内外のアーティストたちが「ゴジラとは、何か。」という問いに対し、自身の答えをアート作品として展示します。
https://godzillatheart.com/exhibition/
ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWARD
2024年2月10日(土)〜2025年1月26日(日)
東京ミッドタウンマネジメント株式会社、三井不動産株式会社、一般社団法人日本橋室町エリアマネジメントは、若手アーティストに制作および発表の場を提供し、その成長支援とアートを介した街の新たな賑わいを創出するプロジェクト「ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWARD」(以下「本プロジェクト」)を、2024年2月10日(土)に日本橋室町162ビルにおいて立ち上げました。7月28日(日)までの期間、計6組のアーティストの成長を支援するとともに、「社会」と「アート」の融合に挑戦いたします。

TOKYO MIDTOWN AWARDとは東京ミッドタウンが"「JAPAN VALUE(新しい日本の価値・感性・才能)」を創造・結集し、世界に発信し続ける街"をコンセプトに、次世代を担うデザイナーやアーティストの発掘・支援、その先のコラボレーションを目的としてデザインとアートの2部門で開催するコンペティション。

16年間の実施で、応募者数延べ23,996組の中から、デザインコンペでは、139組・241名(延べ145組・261名)、アートコンペでは、87組・92名の受賞者・入選者を輩出。受賞作品だけではなく、アイデアや作品を生み出すことのできる「人」にフォーカスするアワードへの進化を目指しています。更に、これまで以上に受賞後支援も拡充し、受賞者・入選者の成長を継続的に支援するとともに、コラボレーションの機会を創出していくことに努めます。
https://www.tokyo-midtown.com/jp/award/
ポケモン×工芸展 ― 美とわざの大発見 ―
2024年11月1日(金) 〜 2025年2月2日(日)
ポケモンと工芸の真剣勝負 ポケモンと工芸、正面切って出会わせたらどんな化学反応が起きるだろう。 この問いに人間国宝から若手まで20名のアーティストが本気で挑んでくれました。 ポケモンの姿かたちからしぐさ、気配までを呼び起こした作品。 進化や交換、旅の舞台、効果抜群のわざなどゲームの記憶をたどる作品。 そして日々を彩る器、着物や帯留など粋な装いに誘い込まれたポケモンたち。 約70点全点新作!会場で皆さんを待ち構える作品との出会いははたして… ワクワク、うっとり、ニヤニヤそれともゾクッ? かけ算パワーで増幅した美とわざの発見をお楽しみください。
https://www.azabudai-hills.com/azabudaihillsgallery/sp/kogei-pokemon-ex/

儒教のかたち こころの鑑 日本美術に見る儒教
2024年11月27日(水)〜2025年1月26日(日)
儒教は、紀元前6世紀の中国で孔子(前552/551〜前479)が唱えた教説と、その後継者たちの解釈を指す倫理思想です。孔子が唱えた思想とは、五常(仁・義・礼・智・信)による道徳観を修得・実践して聖人に近づくことが目標であり、徳をもって世を治める人間像を理想としています。このような思想は、仏教よりも早く4世紀には日本へ伝来したといわれ、古代の宮廷で、為政者のあるべき姿を学ぶための学問として享受されました。 中世になると、宋から新たに朱子学(南宋の朱熹が確立させた新しい儒教思想)が日本へ伝わり、禅僧たちがそれを熱心に学んだことから、儒教は禅宗寺院でも重要視されました。そして近世以降、文治政治を旨とする江戸幕府は、儒教を積極的に奨励し、その拠点として湯島聖堂を整備します。江戸時代を通じ日本各地で、身分を問わず武家から民衆、子どもに至るまで、その教育に儒教が採用され、広く浸透していったのです。 例えば、理想の君主像を表し為政者の空間を飾った、大画面の「帝鑑図」や「二十四孝図」が制作された一方で、庶民が手にした浮世絵や身の回りの工芸品の文様にも同じ思想が息づいています。それらの作品には、当時の人々が求めた心の理想、すなわち鑑(かがみ)となる思想が示されており、現代の私たちにとっても新鮮な気づきをもたらしてくれます。本展が、『論語』にある「温故知新」(ふるきをたづねて新しきを知る)のように、日本美術の名品に宿る豊かなメッセージに思いを馳せる機会となれば幸いです。
https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2024_5/index.html
ロベール・ドアノー写真展
第一部:2024年8月29日(木)〜10月30日(水)
第二部:2024年10月31日(木)〜12月26日(木)

フジフイルム スクエア 写真歴史博物館では、フランスの国民的写真家とも称されるロベール・ドアノー企画写真展を第一部「パリ郊外 〜城壁の外側〜」、第二部「"永遠の3秒"の原点(仮題)」の二期にわたって開催します。 "イメージの釣り人"とも評される類まれな洞察力と遊び心に満ちた感覚で、日常に潜むドラマをとらえ独自の世界を築き上げた写真家ロベール・ドアノー。「パリ郊外」は、写真家ロベール・ドアノーを語る上で切り離すことのできない場所です。1912年、パリ南郊外にあるジャンティイに生まれ、生涯を通じて郊外に暮らし続けました。かつてはパリを取り囲む城壁で隔てられていた郊外は、中心から疎外された貧困層や移民の暮らす場所でした。 十代から働くことを余儀なくされていたドアノーは、石版工のディプロマを取得後、19歳で写真家アンドレ・ヴィニョーの助手になり、1932年、念願だったローライフレックスを購入します。「カメラを身体の中心で構えるので、撮影するには背中を曲げなければならず、これが被写体に敬意を払っているような形になる」と語っている通り、上から覗き込む姿勢で撮影するこのカメラは、内気なドアノーには最適なものでした。このカメラとともに、人々とは十分な距離を取りながら郊外の風景を精力的に撮り始めます。「考えようによっては恥ずかしがりも悪いものではない。内気な性格のおかげで人と距離を置くことができた。その結果、被写体の周りに空間が現れ、これこそ私が撮りたいものだったのだから」と語っていたドアノーは、決して恵まれているとは言えない人々の生活とその背景となった郊外の風景による傑出した作品を残しました。それは、自分が生まれ育った土地と人々に対する愛憎半ばする複雑なドアノーの心情が反映されたものだったのかもしれません。 撮りためられたパリ郊外の写真は、詩人のブレーズ・サンドラールの後押しにより、1949年、ドアノー初の写真集となる『パリ郊外』として出版されます。「市場価値ゼロ」の烙印を押された300点の写真が収録された本書は、写真家ロベール・ドアノーの才能を知らしめる重要な礎となりました。 本展ではロベール・ドアノーの「パリ郊外」の作品を展示することで、本年没後30年を迎えるドアノーの原点に迫ります。
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/240829_05.html
GFX Challenge Grant Program 2023 〜Make Your Next Great Image〜
2024年11月8日(金)〜11月28日(木)
富士フイルムが主催する「GFX Challenge Grant Program 2023」は、世界各国・地域で活躍するクリエイターの創作活動サポートを目的とした助成金プログラムです。 2023年8月から10月にかけて、全世界を3つの地域に分け各地域の写真家から、助成金を使って成し遂げたいクリエイティブなアイデアと制作テーマをまとめた撮影企画書での応募を募りました。選考は3か月かけて行われ、地域別に実施された一次、二次選考、さらに、外部審査員を招きグローバルで実施された最終選考を経て、2024年1月に受賞15テーマを決定しました。 制作活動のサポートとして、「Global Grant Award(大賞)」受賞者の5名には10,000ドル相当の助成金を、「Regional Grant Award(優秀賞)」受賞者の10名には5,000ドル相当の助成金をご提供、さらに、制作に使用する機材として、富士フイルム ラージフォーマット デジタルカメラシステム GFX を無償貸与させていただきました。そして、制作期間6か月を経て、2024年6月ついに15作品が完成しました。 本展では、「GFX Challenge Grant Program 2023」を通じて制作された受賞者15名の作品を一堂に展示いたします。世界各国から集まったオリジナリティあふれる写真・映像作品をお楽しみください。
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/241108_01.html
「イマジニング・ザ・マジック」写真展
"10イヤーズ・オブ・ドリームス&マジック"

2024年11月29日(金)〜12月19日(木)
「イマジニング・ザ・マジック "10イヤーズ・オブ・ドリームス&マジック"」として、写真家・濱田英明さんが撮り下ろした作品から約120点を展示。この写真展でしか観られない作品もご覧いただけます。 また、まるでディズニーの仲間たちの撮影シーンに入り込んだかのような体験ができるフォトスポットや、発売前のグッズなども展示します。 「やさしいきもち」を通して浮かび上がる東京ディズニーリゾートの魅力を、ぜひご覧ください。
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/241129_01.html
立木義浩写真展 「舌出し天使 CONTACT SHEETS − 眼差しの軌跡 −」
2025年1月6日(月)〜3月26日(水)
1965年、『カメラ毎日 1965年4月号』に掲載され、立木義浩の名を一躍スターダムに押し上げた「舌出し天使」。本展のために本人が新たにセレクトしたゼラチンシルバープリント25点とともに、本作のコンタクトシート約25点を初公開。60年の時を隔てて初めて公開されるコンタクトシートから、若き立木義浩が何を見、何を感じてシャッターを切ったのか、その眼差しの軌跡を感じていただくことができます。
https://fujifilmsquare.jp/exhibition/250106_05.html
SPITZ,NOW! 〜ロック大陸の物語展〜
2024年11月8日(金)〜 2025年1月15日(水)
スピッツ初の大規模展覧会『SPITZ,NOW! 〜ロック大陸の物語展〜』を開催します。 1991年のデビュー以来、スピッツは多くの人々の心に刻まれてきました。 バンドの魅力の中心である「音楽」はもちろん、彼らの活動はそのすみずみにまで「スピッツらしさ」が散りばめられ、今も唯一無二な世界を形作りつづけています。 本展は「スピッツの現在地、そしてその先の未来へ...」というコンセプトのもと、2013年以降の彼らの軌跡を体感いただく、スピッツ初の大規模展覧会です。 音声ガイドはメンバー自身が務めます。 本人たちが語る展示アイテムへの想いを聴きながら楽しめる空間が、みなさんをそれぞれの「ロック大陸の物語」へといざないます。 大ヒットアルバム『ひみつスタジオ』を引っさげて行なわれた全国ツアー『SPITZ JAMBOREE TOUR '23-'24 "HIMITSU STUDIO"』の実際のステージセットや衣装、歴代のアルバムジャケットにまつわる品々の展示など、スピッツの現在とそこに至る軌跡が満載。 レギュラーラジオ番組 TOKYO FM「SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記」収録スタジオの再現、オフィシャルファンクラブ「Spitzbergen」の貴重な資料の展示もあり、スピッツらしさが盛りだくさんです。 未来の彼らにメッセージを送ることが出来るコーナーのほか、VR映像を駆使した、まるでメンバーが目の前にいるかのような今までになかった新しいライブ体験をお楽しみください。
https://spitznow.com/
SPITZ,NOW! 〜ロック大陸の物語展〜
2025年3月7日(金)〜5月25日(日)
2025年3月7日(金)から5月25日(日)まで、手塚治虫「火の鳥」展 −火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡=宇宙(コスモ)生命(ゾーン)の象徴−を開催いたします。 数々の名作を生みだした手塚治虫が、みずからのライフワークと宣言したマンガ『火の鳥』は、その血を飲んだものは永遠の命を得るという伝説の鳥"火の鳥"を追い求める人々の葛藤を描く一大傑作長編です。過去と未来を交互に描きながら、「生と死」「輪廻転生」といった哲学的なテーマを縦横無尽に表現した本作の壮大な世界観は、今もなお人々の心をとらえてやみません。 本展では、生物学者・福岡伸一氏が企画に携わり、30年以上の長きにわたって執筆された壮大な叙事詩を読み解きます。 『火の鳥』の連載開始から70年が経過した今、福岡氏を道先案内人として、新たな生命論の視点から『火の鳥』の物語構造を読み解き、手塚治虫が生涯をかけて表現し続けた「生命とはなにか」という問いの答えを探求します。
https://tcv.roppongihills.com/jp/news/2024/10/7615/index.html
大西麻貴+百田有希 / o+h展:?きた全体――A Living Whole
2024年9月4日(水)〜11月24日(日)
TOTOギャラリー・間では、公共建築から住宅、福祉施設まで幅広く手がけ、日本建築学会賞(2023年)やヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館キュレーション(2023年)など、常に注目を集め続ける若手建築家の展覧会「大西麻貴+百田有希 / o+h展:?きた全体――A Living Whole」を開催します。 詩人のT.S.エリオットは、「今までに書かれたあらゆる詩の生きた全体(a living whole)」が詩の概念だという考えを提示し、現在は過去によって導かれながらも、新しい詩が挿入されることによって過去は変化し、新しい複合体となり、そこに伝統が成立すると説きました。※1 大西と百田は、建築をつくることは、その建築を含む「生きた全体」を考えることだと言います。彼らが建築をつくるとき、多様な背景や特性をもつ利用者や地域の人々の声、その土地に伝わる物語にまで耳を傾け、人の営みを丁寧に拾い上げながら建築に翻訳してきました。日本建築学会賞(作品)を受賞した児童遊戯施設「シェルターインクルーシブプレイス コパル」では、スロープが車椅子を含むすべての人の動線でありながら、同時に子どもたちの遊び場でもあるように、一部分だけを取り出すことができない複雑な総体を生み出しています。個々の価値観や機能を出発点に、それらが折り重なり合うことによって誰もが自分の居場所を見つけることができるように、「生きた全体」を考えることとは、各存在のかけがえのなさを大切にし、寛容で多様な社会の理想形を、建築を通して示そうとしていると言い換えられるのではないでしょうか。 展覧会では、彼らの作品や人の営みが織りなす「生きた全体」がどう建築の風景として立ち上がってくるのか、模型や言葉、インスタレーション等で紹介します。本展を通じて、o+hの眼差しと世界観を体感いただければ幸いです。
https://jp.toto.com/gallerma/ex240904/index.htm
Ronan Bouroullec: On Creative Session
2024年10月25日(金)〜2024年11月24日(日)
HOMME PLISSE´ ISSEY MIYAKEが2024/25年秋冬コレクションのテーマに掲げたのは、野性溢れる創造の世界を探険するものづくりへの姿勢。その姿勢をもとにブランドのデザインチームがプロジェクト「クリエイティブ・セッション」を立ち上げ、取り組む相手としてデザイナー/アーティストのロナン・ブルレック氏を迎えました。 このクリエイティブ・セッションでは、デザインチームが同氏の描いた作品の世界に没入し、生き生きとした数々のドローイングから見出だした色と形、そして筆致の流れる動きまでを服づくりに取り込んでいます。 本展はこのクリエイティブ・セッションにおける創作の現場を「ドローイング」と「服づくり」という二つの側面から紹介し、デザインチームとブルレック氏の交流を明らかにします。ドローイングからは原画やそれを収める映像作品を、服づくりからは技法ごとに分けた試作品や製作工程の映像を展示し、一着の服の発想から形になるまでの発展を追います。それに加え、ブルレック氏がクリエイティブ・セッションについて語る映像により、デザインチームが同氏の精彩に満ちたドローイングに向き合い、服づくりで表現する過程とその挑戦を見せます。 このクリエイティブ・セッションは、デザインチームとブルレック氏が互いにものづくりの本質そして親和性を探りながら、新しいものを生み出そうとするプロセス。本展を通して、この一見異なる二つの創作分野の交流でできたつながり、そして重なりが見えてくるでしょう。
https://www.2121designsight.jp/gallery3/on_creative_session/
チェン・ウェイ展
2024年10月19日(土) 〜 11月30日(土)
オオタファインアーツでは、東京で4年ぶりとなる中国人作家チェン・ウェイの個展をオオタファインアーツとオオタファインアーツ7CHOMEの2か所で開催いたします。中国の80年代生まれを代表する作家として北京をベースに活動を続けるチェンは、写真を主たる表現方法に用いて作品を発表してきました。本年7月18日から10月6日まで開催された東京都写真美術館のコレクション展『TOPコレクション 見ることの重奏』では彼の代表作である写真シリーズが展示されましたが、オオタファインアーツでは日本で初となる写真、ビデオ、LEDという異なるメディアの作品を組み合わせた展示を行います。
https://www.otafinearts.com/ja/exhibitions/323-sleepless-tonight-chen-wei/
企画展「ゴミうんち展」
2024年8月30日(金)〜 2025年1月26日(日)
私たちの頭に擦り込まれてしまっている『ゴミ』のイメージを変えられないだろうか。早速、竹村眞一さんに相談すると、ゴミとうんちがくっついた。とても面白いと思った。ゴミを廃棄されるものではなく、これからの社会をつくる重要なマテリアルにして、うんちを循環する宝物に戻す。すでにこの動きはそこここで芽生え始めている。この展覧会で『循環』という概念を、創造的に数歩前へ進めたいと思う。 展覧会ディレクター:佐藤 卓 この世界には本来、ゴミもうんちも存在しない。すべて貴重な資源として循環してゆく。ゴミやうんちが出るのは「デザインの失敗」である。 わが国には、ゴミやうんちを創造的に循環利用する社会OSがあった。この「江戸のエコ」も現代と似た環境危機からのV字回復だった。今度は同じことを地球規模でやるだけだ。その準備が出来つつあることを、この展覧会では示したい。 あらゆるものが美しく循環する「地球のOS」を継承・更新し、人間を含むあらゆる存在が大らかに生きられる世界を再設計する旅へ、私たちはようやく出発するところだ。
https://www.2121designsight.jp/program/pooploop/
特別展 オタケ・インパクト
越堂・竹坡・国観、尾竹三兄弟の日本画アナキズム

2024年10月19日(土)〜12月15日(日)
かつて、官展や巽画会等を舞台に輝かしい活躍を見せた三兄弟の画家がいました。新潟県に生まれた尾竹越堂(おたけ・えつどう1868〜1931)、竹坡(ちくは1878〜1936)、国観(こっかん1880〜1945)の三兄弟は、文部省美術展覧会をはじめ、明治から昭和にかけて様々な展覧会で成功を収め、まさに「展覧会の申し子」として近代日本画史にその名を残しました。しかしながら、時に実験的ともいえるラディカルな制作を試み、また破天荒な生き方を貫いた尾竹三兄弟は毀誉褒貶にさらされ、これまでの美術史の語りからは見過ごされてきました。 本展は、東京で尾竹三兄弟を紹介する初めての展覧会です。彼らの重要作をはじめ、多数の新出作品や未公開資料から、知られざる尾竹三兄弟の人と作品を紹介します。また尾竹三兄弟は、住友家第15代当主・住友吉左衞門友純(号:春翠)と親交を結んだことから、その交流についても紹介します。そして展覧会制度のなかで躍動した三兄弟の作品を一堂に会すことで、日本画の豊かな展開と展覧会芸術の到達点をご覧いただきます。
https://sen-oku.or.jp/program/20241019_otakeimpact/
リヴ・フォーエヴァー: Oasis 30周年特別展
2024年11月1日(金)〜2024年11月23日(土)
1994年にリリースしたデビュー・アルバム 『オアシス (原題:Definitely Maybe) 』 で、瞬く間に90年代の英国のみならず、時代と国境を超えたロックンロール・スターへと駆け登っていったノエル(G/Vo)とリアム(Vo)のギャラガー兄弟擁する伝説のバンド、オアシス。今週7月26日(金) 27日(土) 28日(日) 開催のフジロックフェスティバル'24では、ノエル・ギャラガーが<ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ>名義でのヘッドライン・ショーを控えるなか、オアシスのデビュー30周年を記念した展覧会 『リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展』 が11月1日 (金) より六本木ミュージアムにて開催されることが、本日明らかになった。また、それにあわせ河村康輔氏によるバンドの新ロゴも発表された。 2024年はデビュー・アルバム 『オアシス』 のリリースから、そして初来日公演からも30年というビッグ・アニバーサリー・イヤー。これを記念して、改めて彼らの残した<永遠に色あせない>楽曲の魅力、そして唯一無二なその存在を多角的な視点で紐解く壮大なエキシビション 『Live Forever:Oasis 30周年特別展』 の開催が決定。11月1日(金)から六本木ミュージアムで開催される。2014年、わずか4日間という短期開催ながら1万人を動員したオアシス日本初の展覧会 『CHASING THE SUN:OASIS 1993 -1997 あなたにとってのオアシスとは』 から10年ぶりとなる本展では、彼らの愛用した楽器や直筆の歌詞の走り書き、バンド初期のアイコニックなオリジナル・ポスター群など、前回は紹介しきれなかった貴重なアイテムも多数展示。故郷マンチェスターの文化的背景をたどり、世代を超えるロックンロール・スーパースターがいかにして誕生したのかを探ってゆく。アルバムのアートワークを再現したフォト・スポット、現在では体感できない彼らのライヴを体感できるスペースなど、オアシスという稀有なバンドの魅力をその名曲とともに深掘りできる内容になる予定だ。
https://oasis-liveforever.jp/